犬や猫の膿皮症

犬や猫の皮膚の痒みの原因となる、膿皮症の化膿性皮膚疾患について

2016-07-21から1日間の記事一覧

犬や猫の膿皮症について

膿皮症は、皮膚の常在菌が過剰に繁殖しすぎる事によって、皮膚の炎症や痒みなどの症状が引き起こされる、皮膚の細菌感染症です。 主な原因菌は、皮膚にもともと存在している弱毒性の黄色ブドウ球菌ですが、大量に繁殖すると、黄色い色素とともにエンテロトキ…

犬や猫の膿皮症の原因

膿皮症は、黄色ブドウ球菌などの常在菌が過剰に繁殖しすぎたために引き起こされる病変です。 クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)や甲状腺機能低下症などのホルモン分泌異常や、糖尿病、肝臓病、腎臓病などの慢性疾患によって、免疫力が弱まっている場合…

犬や猫の膿皮症の症状

犬や猫が膿皮症にかかると、皮膚の一部に膿を含んだ湿疹が現れたり、その周囲からはフケや垢がよく出るようになります。 最初のうちは、痒みの程度は軽い場合が多いですが、細菌の繁殖が毛穴や皮下にも及んでくると、皮膚の炎症がひどくなり、皮膚が赤く腫れ…

犬や猫の膿皮症の治療

膿皮症の治療は、主に抗生物質の飲み薬の投与が行われます。 症状が軽い場合には、薬用シャンプーによる患部の洗浄や、薬浴による全身洗浄だけを何度か行っているうちに、自然に治まっていく場合もあります。 引っ掻き傷や咬み傷がひどい場合など、皮膚があ…

犬や猫の膿皮症の予防

膿皮症は、皮膚の常在菌が過剰に繁殖したために起こる皮膚の感染症ですので、普段から犬や猫の体を清潔に保つように注意しておく必要があります。 口元は、ご飯の食べカスが残りやすく、飲み水で被毛が湿ったままになる事が多い場所ですので、スキンシップの…