犬や猫の膿皮症

犬や猫の皮膚の痒みの原因となる、膿皮症の化膿性皮膚疾患について

犬や猫の膿皮症の治療

膿皮症の治療は、主に抗生物質の飲み薬の投与が行われます。

 

症状が軽い場合には、薬用シャンプーによる患部の洗浄や、薬浴による全身洗浄だけを何度か行っているうちに、自然に治まっていく場合もあります。

 

引っ掻き傷や咬み傷がひどい場合など、皮膚があまりにも傷付いている場合には、皮膚洗浄を行う事で、ますます炎症がひどくなってしまう可能性があるため、刺激の少ない消毒薬だけを使用する場合もあります。

 

そして、患部の通気性を良くするために、病変が生じている箇所の被毛を短くカットしたり、刈り上げる事もあります。

 

皮膚の病変が長い間治まらず、長期化している場合には、耐性菌の発生や他の病気の可能性を疑い、顕微鏡検査、 血液検査、病理検査などの詳しい検査が行われる場合もあります。

 

ホルモン分泌異常、アレルギー、ノミやダニの感染といった、膿皮症を悪化させる他の病気が確認できた場合には、その治療も同時に行われます。