犬や猫の膿皮症

犬や猫の皮膚の痒みの原因となる、膿皮症の化膿性皮膚疾患について

犬や猫の膿皮症の予防

膿皮症は、皮膚の常在菌が過剰に繁殖したために起こる皮膚の感染症ですので、普段から犬や猫の体を清潔に保つように注意しておく必要があります。

 

口元は、ご飯の食べカスが残りやすく、飲み水で被毛が湿ったままになる事が多い場所ですので、スキンシップの度に汚れの有無を確認するようにして、雑菌の繁殖を予防するように注意する事が大切です。

 

下腹部や尻尾の周囲は、尿や便などの排泄が付着するなどして、汚れが残りやすい部分ですので、こまめに拭いてきれいにしたり、被毛が長い場合には短くカットして通気性を良くしておく事も有効です。

 

雨の日の散歩やシャンプーの後は、水分をしっかり拭き取り、その後は十分に乾かす必要があります。

 

もともとアレルギー体質であったり、皮膚が乾燥しやすく弱い体質の場合には、特に注意してお手入れを行う必要があります。

 

シャンプーや駆虫薬が皮膚に合っていない場合や、刺激が強すぎる場合には、皮膚に炎症が起こる原因になる場合がありますので、そのような洗浄液や薬剤を使用した後は、皮膚に異常が無いかどうか、よく観察しておく事も大切です。

 

そして、皮膚に何らかの異常が確認できた場合には、早いうちに治療を受ける事で、早期の改善につながります。